イベント参加者アンケート テンプレート
イベントが終わった。何を残し、何をやめ、来てほしい人がまた来てくれるのかを知りたい。
このテンプレートで解ける問題
一般的な事後アンケートは、主催側がすでに決めた要素(会場・食事・登壇者)を採点させて、使いどころのない「4」の羅列を生む。参加者が実際に下した判断は「この時間を使ってよかったか」という一点。このテンプレートはそれを最初に聞き、その価値がどこから来たのかを聞き、期待に届かなかった人には原因を、また来る人には次に見たいプログラムを聞き分ける。
設問
以下の設問は実際のアンケート定義そのもの。プレビューと「このテンプレートを使う」も同じ定義を使う。
使った時間に見合う内容でしたか
評価 · 1–5 · 必須
この設問を入れる理由: 満足度ではなく「払った時間に対する取引」として聞く。自分で参加を決めたイベントの満足度は、その決定へのコミットで底上げされる。時間で聞いたときだけ正直な答えが返る。
注意: この設問は必ず最初に置く。詳細設問のあとに置くと、独立した判断ではなく上の採点の要約になってしまう。
いちばん価値があったのはどれですか
単一選択(その他あり) · 必須
この設問を入れる理由: 単一選択にしているのが要点。全トラックを個別に採点させると一様に高い点が並ぶが、1 つ選ばせると実際の順位が出る。そして多くの場合、それはプログラムではなく参加者どうしの会話になる。
注意: 「その他」は残す。廊下での会話やブースでのデモは、主催側の想定より多く挙がる。
それのどこが良かったですか
自由記述 · 400 文字まで
この設問を入れる理由: 選んだ対象に直接ひもづくので、自由記述がイベント全体ではなく特定の答えの説明になる。次回の告知に使える引用が最も多く取れるのもこの設問。
うまくなかったのはどこですか
複数選択(その他あり)
表示条件: 期待に届かなかった参加者
この設問を入れる理由: 1〜3 の回答者にだけ、数えられる選択肢として出す。この層は次に来ない層であり、原因は個別に読むのではなく回答全体で順位を付ける必要がある。
次回も参加したいと思いますか
評価 · 1–5 · 必須
この設問を入れる理由: イベントが最適化している成果は再参加意向のほう。満足度が横ばいのまま再参加意向だけが落ちることは珍しくなく、翌年の申込数を予測するのは後者だけ。
次回のプログラムに何があるとよいですか
自由記述 · 400 文字まで
表示条件: 次回も参加しそう
この設問を入れる理由: また来る見込みの人にだけ聞く。プログラムを組む価値があるのはこの層の要望だから。全員に聞くと、来ない人の希望まで混ざる。
次回、ひとつだけ変えるとしたらどこですか
自由記述 · 400 文字まで
この設問を入れる理由: 変更を 1 つに絞らせる。「その他ご意見」は賞賛と雑音を集めるが、1 つに絞ると対応可能な不満の順位が出る。
今回のイベントはいかがでしたか
使った時間に見合う内容でしたか
いちばん価値があったのはどれですか
それのどこが良かったですか
うまくなかったのはどこですか
次回も参加したいと思いますか
次回のプログラムに何があるとよいですか
次回、ひとつだけ変えるとしたらどこですか
使う場面
- イベント終了から 24 時間以内。まだセッションどうしの区別がついているうちに送る。
- 次回も開催予定で、回答がプログラムの判断材料になるとき。
- カンファレンス・ウェビナー・ワークショップ・研修・顧客イベント・社内イベントなど、参加者が時間を払ったすべての場。
使わないほうがいい場面
- 全セッションの登壇者評価を取りたいとき。それは各セッション内で聞く。2 日目の終わりに 7 個目のセッションを採点できる人はいない。
- 見込み顧客の情報を取りたいとき。営業設問を混ぜると完了率が落ち、答える人の偏りも大きくなる。
- 定例の社内ミーティング。時間に見合ったかという問い自体は正しいが、毎週のアンケートより 1 問の確認のほうが機能する。
分岐
1〜3 の評価には原因の選択肢を、再参加意向が高い人には次回プログラムの要望欄を出す。それ以外は 5 問で終わる。長いイベントの翌日に送るアンケートで完了率を保てるのは、この短さのため。
入力チェック
「時間に見合ったか」「いちばん価値があったもの」「再参加意向」は必須。他の回答はこの 3 つと突き合わせて初めて意味を持つ。自由記述は 400 文字までにして、まとめて届く回答を読み切れる状態に保つ。
回答が集まったら見るもの
総合評価より先に再参加意向を読む
イベント直後の総合評価は上に詰まって差が出ない。再参加意向はばらけるうえ、次回が埋まるかどうかを予測するのはこちら。
価値の出どころを順位付けし、かけた費用と並べる
予算配分を動かすのは「価値のシェア」と「費用のシェア」の比較。参加者どうしの会話が価値で 1 位を取り、費用がほぼゼロ、という結果になることが多い。
不満は読むのではなく分類する
3〜4 個の原因で大半の件数が説明できる。「売り込みだった」「レベルが合わなかった」はどちらも運営ではなくプログラムの判断ミス。
見る価値のあるクロス集計
いちばん価値があったのはどれですか × 次回も参加したいと思いますか
どの要素が再参加意向を実際に生んでいるかが分かる。プログラムを削るとき、最後まで守るべきはそこ。
うまくなかったのはどこですか × 次回も参加したいと思いますか
許される不満と、参加をやめさせる原因を切り分けられる。会場の不備はたいてい許され、売り込みセッションは許されない。
作る価値のあるグラフ
bar — いちばん価値があったのはどれですか
価値がどこから来たかの順位。組んだアジェンダと並べて見る。
stacked-bar — いちばん価値があったのはどれですか × 次回も参加したいと思いますか
要素ごとの再参加意向。人気はあるが再訪につながらないトラックが見える。
AI で自分向けに直す
SurveyZero のアシスタントにそのまま貼れる指示。比較可能性を保つ部分は残し、自社固有にすべき部分だけを変える。
このイベントアンケートを、申込 300 名・45 分のオンラインウェビナー向けに調整してください。「時間に見合ったか」「いちばん価値があったもの(単一選択)」「再参加意向」はそのまま残し、低評価者向けの分岐も残したうえで、価値の選択肢をウェビナー向け(本編の説明、デモ、質疑応答、配布資料)に置き換えてください。ライブで参加したか録画を見たかを聞く設問を 1 つ追加してください。
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