プロダクトフィードバック調査テンプレート
機能をリリースした。気に入られたかどうかではなく、狙った課題を実際に解いたのかを知りたい。
このテンプレートで解ける問題
機能の good / bad を聞くと、すでに定着した少数から好意的な答えが返り、それ以外からは何も返らない。このテンプレートは最初の設問で両者を分ける。使っていない人には何が引っかかったのかを、使った人には何をしようとして、それが終わったのかを聞く。好かれているのに誰の用も足していない機能は、ただの保守コスト。その 2 つを見分けるためのアンケート。
設問
以下の設問は実際のアンケート定義そのもの。プレビューと「このテンプレートを使う」も同じ定義を使う。
この機能をどのくらい使っていますか
単一選択 · 必須
この設問を入れる理由: 最初の 1 問で回答者を 2 つのアンケートに分ける。これが無いと、未利用者は離脱するか、開いてもいない機能について答えることになり、以降のすべての数字が静かに濁る。
使わなかったのはなぜですか
単一選択(その他あり) · 必須
表示条件: まだ使っていない
この設問を入れる理由: 未利用の理由は、必要な対応がまるで違う。「知らなかった」は告知の問題、「準備が大変そう」は導入体験の問題、「その困りごとが無い」は狙う相手を外している。まとめて「利用率が低い」にすると、この区別が消える。
注意: 「その困りごとが自分には無い」は必ず残す。外すと全員が認知不足のせいになり、居心地はよいが事実ではない結論になる。
主に何をしようとして使いましたか
単一選択(その他あり) · 必須
表示条件: 使ったことがある
この設問を入れる理由: 結果より先に意図を確定させる。同じ機能でも、ある用途では成功し別の用途では失敗する。この設問が無いと、失敗はばらついた低評価としてしか現れない。
それは終わりましたか
単一選択 · 必須
表示条件: 使ったことがある
この設問を入れる理由: 本命の指標。満足度とは意図的に分けている。多少荒くても用が足りれば人は許すし、快適でも終わらなければ「まあまあ」と答えて二度と戻ってこない。
注意: 「まだ判断できない」を残す。無いと、決めかねている人が「途中まで」を選び、失敗件数が水増しされる。
何が妨げになりましたか
複数選択(その他あり)
表示条件: やりたいことが完了しなかった
この設問を入れる理由: 用が足りなかった人にだけ、数えられる選択肢として出す。「機能が足りない(作る)」と「手順が分からない(直す)」を切り分けるための設問で、この 2 つは最も多く、対応は正反対。
今後も使い続けると思いますか
評価 · 1–5 · 必須
表示条件: 使ったことがある
この設問を入れる理由: 機能にとっての成果は継続意向。初回は良かったが 2 回目が無い、というのが失敗したリリースの典型的な形。
足りないものは何ですか
自由記述 · 600 文字まで
表示条件: 使ったことがある
この設問を入れる理由: 自由記述は 1 問だけ。利用者・未利用者の双方に出すので、そもそも始めなかった理由も拾える。上の構造化された設問の答えを吸わないよう、最後に置く。
この機能は用を足しましたか
この機能をどのくらい使っていますか
使わなかったのはなぜですか
主に何をしようとして使いましたか
それは終わりましたか
何が妨げになりましたか
今後も使い続けると思いますか
足りないものは何ですか
使う場面
- リリースやベータ開始から 2〜6 週間後。本気で試すには十分で、まだ覚えている時期。
- まだ機能を変えられるとき。つまずきの選択肢はロードマップの入力であり、決定済みなら取る意味がない。
- 使った人だけでなく、その機能に触れる機会があった全員に送るとき。
使わないほうがいい場面
- 次に何を作るかをゼロから決めたいとき。これは既にあるものを評価するアンケートで、未利用者に機能を設計させると使われない要望リストが集まる。
- リリースから 1 年が経った機能。その頃には合う人だけが残っているので、肯定的で使いどころのない結果になる。
- 解約理由を知りたいとき。それは解約アンケートであり、見る対象は 1 機能ではなく関係全体。
分岐
使っていない人は理由を 1 問答えて、結果のページごと飛ばす。使った人には目的と結果を聞き、終わらなかった場合にだけ妨げになったものを聞く。体験していないことを評価させる設問は誰にも出ない。
入力チェック
利用頻度・目的・結果・継続意向は、それぞれの経路で必須。つまずきの選択肢は任意で、原因の無い人に選ばせるとデータを作り出してしまう。自由記述は 600 文字まで。
回答が集まったら見るもの
満足度より先に未利用率を出す
「使っていない人の割合とその理由」は、結果全体でいちばん大きく、いちばん見られていない数字であることが多い。次の一手が開発なのか告知なのかを決めるのもここ。
結果は目的別に読む。全体では読まない
ある用途では確実に終わり、別の用途では終わらない機能は、全体で見ると「そこそこの成功率」になる。目的で割ると、片方は完了、もう片方はそもそも対象外、と輪郭が出る。
機能不足と手順の分かりにくさを分ける
この 2 つは同じくらいの件数で挙がるが、必要な対応は正反対。手順の問題に機能追加で応えるのは、問題を残したまま最も高い費用を払う方法。
継続意向を実際の利用頻度と突き合わせる
よく使っているのに「もう使わない」と答える層が、いま得られる最も早い警告。行動ログでは、去ったあとにしか見えない。
見る価値のあるクロス集計
主に何をしようとして使いましたか × それは終わりましたか
中心になる読み方。どの用途なら実際に終わるのかが分かる。成功率の低い用途は、次の改善対象か、狙うのをやめる相手のどちらか。
何が妨げになりましたか × 今後も使い続けると思いますか
どのつまずきが利用をやめさせるのかが分かる。遅さは意外と許容され、結果が違うことは許容されない。
作る価値のあるグラフ
bar — 使わなかったのはなぜですか
未利用の理由の件数順。何かを決める前に、利用者数とこの合計を並べて見る。
stacked-bar — 主に何をしようとして使いましたか × それは終わりましたか
用途ごとの成功率。ひとつの用途にだけ効く機能であることが一目で分かる。
AI で自分向けに直す
SurveyZero のアシスタントにそのまま貼れる指示。比較可能性を保つ部分は残し、自社固有にすべき部分だけを変える。
この機能フィードバック調査を、文書エディタ内蔵の AI 執筆アシスタント向けに、リリース 4 週間後・導線に触れた全員へ送る前提で調整してください。最初の設問で利用者と未利用者を分ける構造、目的 → 結果 → つまずきの流れはそのまま残し、目的の選択肢を執筆作業向け(早く下書きする、詰まりを解消する、既存の文章を締める、社内の文体に合わせる)に置き換えてください。出力をそのまま使えたか、手直しが必要だったかを聞く設問を 1 つ追加してください。
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